消防団を辞めたいけど辞めれない人へ。幽霊団員になれた私が語る

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地域の消防団、とても大変です。

そんな消防団を辞めたいと思っている方は多いと思います。

私も現在現役の消防団員でそう思い続けています。

そんな同じ様に辞めたいと思っている方へ私がどんな対応をしているのか

市や同じ団の人達とどう向き合って幽霊団員となったのか紹介したいと思います。

消防団に入団した流れ

簡単な自己紹介をすると現在私は消防団員です。

入団の流れは一度も行った事はないですが地域の部落での会合で

順番で回ってきて誰でも1度は消防団員やらないといけないという事で

親がその会合で「そろそろ息子さんを出してくれ」と言われ話がきました。

実際になんの説明もなく

「出れる時で良いから!」という言葉で

「自営なので忙しくほとんど出れないと思いますよ?」という流れで

名前を書き入団しました。

実際に私は親の元を離れ近くに家を建て新規で部落には属しておりません。

2年の任期で2回との約束ですので実際は4年という事になります。

消防団に出れない

消防団 出れない

実際に入ってみると思った以上に活動する日が多かったです。

操法大会という大会で昔からとても強い団らしく訓練の数が大会前になると

週に4,5回あります。

私は自営ですので主な仕事時間は10時から21時くらい。

その後は人付き合いが仕事な所もあるので飲み会なども多く

事務整理も私が自らやりますので自宅に戻ってからもやることは多いです。

新たな事業に向けて調べごとも多く

実際にベッドに入るのは深夜1時を回る事も多いです。

想像以上に出れる回数は少なく最初のうちは月に1回か2回、

水出しや訓練のホースの巻き取りを1時間程手伝うのみという感じでした。

出る回数が少ない事から部長は

「もっと参加するように!」「他の人も忙しいのに来ている!」

「責任感がない!」「地域の為に引き受けた以上やってくれ!」

っと言った言葉を言われました。

それでも出れないものは出れません。

そんな中、この消防団でのグループLINEがあるのですが

そこで

「お前いい加減にしろよ!」

「仕事終わってからでも来い!!」

「数分でも良いから来い!!顔を出せ!!」

っと言った厳しい言葉が飛んでくる様になりました。

気持ちは分かりますが私も生活があり家族を養う必要があります。

出れない物は出れないのです。

私が休んだ分やその後、事業が上手くいかなくなった際に消防団が

お金の保証をしてくれるのであればいくらでも出ます。

しかしそんな保証は間違いなくしてくれないでしょう。

消防団はある意味、ボランティアです。

それを強制されるのはおかしいと思います。

とても嫌気がさした私は退団したいと思う様になりました。

消防団退団願いを出す

消防団 幽霊部員

ボランティアである事に強制され嫌な思いをするのは間違ってると

思った私は退団願いを出す事にしました。

内容は

  • 生活に支障が出る
  • 仕事が忙しく出れない
  • 参加出来ない事でみんなに迷惑を掛ける
  • 出れないのに出る様に強制される事による苦痛

これを団の部長に見せて数人で話し合いが行われました。

結果は・・・

  • 途中退団の前例がない
  • 他にも団まるごと辞めたいと言ってきた地域があるが結局受理されていない
  • 私が辞めたら他の誰かがもっと大変な思いをする
  • 辞めるならば代わりの人を連れてくるように

このような回答で結局、退団は受理されませんでした。

代わりの人を連れてくるというのは田舎の狭い地域内で探す必要があり

とても不可能です。人手も相当少ないのです。

出れない事を理由にそれを伝えに行った集まりだったはずが

逆に毎回1分でも良いから顔を出すように!と言われ話し合いは終了です。

私が次に取った行動

消防団に言って無理ならば運営している市に相談してみようと思いました。

市のホームページを見て

仕事を頑張りたいが消防団のおかげで生活が脅かされている。

代わりの人を用意する様に部長には言われたが

人口も減っており見つけるのは困難。(元々田舎)

消防団の意義はとても大切な事ではあるとは思いますが

人口が減ってきている事から昔の様に人を集めるのは無理があるのではないか?

私と家族の生活の保障は私が自分で守るしかないと思いますが

それには消防団が大変足かせとなります。

何とか辞める方法はないものか?

また人口が減っている今、消防団の意義

その様に苦しんでいる市民がいる事についてどう思いますか?

という内容をホームページの市長にメールという欄からお問い合わせをしました。

同じ消防団には市役所で働く人も多いので匿名で送りたかったのですが

回答を希望されるには氏名、住所、電話番号等、

全て記載しないといけないとあったのですが身バレ覚悟で書きました。

どんな返答が来るのか楽しみにしていた所、

待てど暮らせど回答は得られませんでした。

すでにメールを送って半年以上。

つまり無視された訳ですね。

ここで私は決断。

市がその様な態度を決め込むのであればこちらも同じ態度で臨めば良いのではないか?

そこで私は消防団に参加しない事を決めました。

消防団の活動に参加しない【幽霊団員となる】

私は団の部長に行っても無駄。

市に連絡しても無視された事で自分の中でルールを作りました。

  • LINEで回答しない
  • グループLINEは基本見ない
  • 訓練も参加しない
  • 水出しも参加しない
  • 電話が来たら「出れません」と言う
  • 直接顔を合わせて言われても「出れません」で通す

これによるメリット

  • 気にしなくなったので仕事がはかどるようになった
  • 気分が爽快
  • 時間が有効に使える

(時間は有限です。対応も悪い市などの為に使う必要は一切ない!)

デメリット

  • 多少、近場で出かけた際に団員に会うと気まずい
  • 私、個人が嫌われる

最初は子供がいじめられたりするか?とか心配しましたが

そこまではさすがにありませんでした。

もしかしたらあそこの子供とは遊ぶな!とか言われてる可能性はありますが・・・。

せいぜい私が変な奴、協調性がない奴、という風に思われている

ぐらいでしょうか?

嫌われるぐらいで済むのであれば、これで良いと思いませんか?

彼ら団員に好かれる為、仲良くなる為に生きている訳ではありません。

消防団を辞めたいのにやってはいけないと思う事も

別記事で記事にまとめましたので良ければご覧ください。

消防団で退団したいならやってはいけない事
消防団を退団したいと思っている方多いと思います。 それなのにやってはいけない事をやっている方が多いと感じます。 任期はもうすぐだから・・・っと思っている人 甘いです! 私なりに個人的に思う事を書いているので消防団の退団を考えている方は 少し読んで頂けたら・・・っと思います。

この様な形で参加しなくなりすでに半年が経ち完全に幽霊団員となりました。

消防団について弁護士に相談

一度、仕事で弁護士さんと車内で一緒になった時に

消防団の事について聞いてみると結構相談は来るとの事でした。

田舎ですので口が悪い人も多く

そのうちひと悶着あるのではにないか?とはまだ思ってますが

もし強制的に来い!とか脅しが来た場合は脅迫罪が成立するそうです。

辞めたい内容を内容証明で送る事も可能だと言っていましたので

本当にキッチリやめたい方はそこまで考えた方が良いと思います。

内容証明であれば数万円から出来ると言っていました。

田舎者であれば弁護士から内容証明が来た時点で焦ると思います。

初回の相談だけは無料で引き受けてくれますので

気になる方は相談してみましょう。

25年以上の経験豊富な弁護士が最適な方法で解決
また弁護士サイトなどで私が無料相談をしてみた所

辞めるまでのお手続きをさせて全てさせて頂くには

10万~60万とのピンキリの回答でした。

内容証明を数万円で送って辞めた例もいくつもあるそうで

実際に直接、弁護士さんが来て班長や消防署の人と

交渉を行う場合はある程度、高額になる事を考えておく必要があると思います。

私はこのまま行けばほぼ参加しないまま

日が経過していきそのうち辞めれる(強制)のではないかと思ってます。

一応、辞めたい意思は団にも市にも伝えて

それに見合った対応を取ってくれなかった私の対応がこの幽霊団員です。

あなたも消防団に参加しないで幽霊団員を考えてみても良いのではないでしょうか?

その場合、一応は筋を通して辞めたい意思等は伝えてからにしましょう。

また何か経過があれば記事にしていきたいと思います。

 

情報更新!!

2020年5月10日記事

ついに消防団、退団しました!!

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